エグゼクティブコーチングの重要ポイント5つ

経営者やリーダーの能力強化と組織の実行力向上を目指して「エグゼクティブコーチング」を検討する企業も多いのではないでしょうか。

ただ一方で、「エグゼクティブコーチングの必要性は感じているが、具体的なアプローチが見えない」と感じる方も少なくありません。

そこで今回は、エグゼクティブコーチングを強みとする弊社マックリンが、実際の支援において重視している5つのポイントを紹介します。

なお、エグゼクティブコーチングの基本情報を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

エグゼクティブコーチングとは?定義と期待できる効果を紹介 – 株式会社マックリン (macklin.co.jp)

ポイント1:盲点に気づいてもらう

経営者・リーダーは自らの成功体験や豊富な経験に基づき、自分流の経営論やマネジメント論、育成論などを確立していることが多いでしょう。一方で立場上、考え方や持論に対して周囲から指摘やアドバイスを得られる機会はほとんどありません。

こうしたなか、いかに盲点(本人が気づいていない落とし穴)に気づけるかが重要なポイントです。そのため弊社のエグゼクティブコーチングでは、部下をはじめとする社内メンバーへコーチからインタビューを行い、その結果を本人へフィードバックします。

■質問およびフィードバック(例)

  • 対象者のマネジメント面で改善してほしい点はあるか?
  • 対象者からどのような影響を受けているか?

フィードバックを受けることによって、通常では知り得ない「盲点」を発見することができます。これによって、より効果的なリーダーシップや幅広い影響力の発揮、周囲との良好な関係構築を目指します。

また、コーチが現場に足を運んで実情を把握することもあります。例えば、クライアント企業の経営会議に参加した上で、経営陣の提案者に対する関与の仕方や会議内で生じている問題などを把握し、改善に向けたフィードバックへとつなげます。

とくに経営会議では、各提案に対して経営陣が「否定的な態度で関わるのか・支援的な態度で関わるのか」によって、提案者の実行に向けてのモチベーションが大きく変化します。
こうした点を理解いただくために、フィードバックの場で「さきほどは提案を応援しているようには見えませんでしたが、本当は提案者にどんな意識をもってもらいたいのですか?」といった問いを投げかけます。

ポイント2:視座を高めてもらう

経営者・リーダーが現場に寄り添うあまり、知らず知らずのうちに視座が低くなっているケースも起こりがちです。このような場合、クライアントのメタ認知を促し、本来どのようなレベル感の視座で物事を考える必要があるのかを考えていただきます。例えば、下記のような問いを用います。

■視座を高めるための問い(例)

  • 自分の視座が低くなっていないか(現場に引っ張られていないか)
  • 経営TOPやステークホルダーから期待されている視座は何か
  • 会社全体に対してどういう影響力を発揮していきたいのか
  • 経営者は経営チームに対してどう関与すべきなのか
  • 5年後の未来を見据えて何をすべきなのか

ポイント3:思考の柔軟性を高めてもらう

経営者・リーダーの信念を尊重しつつ、素直な気持ちを通じて「思考の柔軟性」を高めてもらうためのコーチングを行います。

コーチがクライアントを一人の人間として尊重し、対等な関係性からオープンマインドでかかわり、クライアントには素直な気持ちを醸成いただくことで、アクションを起こした際に新たな気づきを得やすくなります。これにより、自身の考え方の偏りに気づけたり、別の見方ができることに気づけたりします。その結果、視野が広がり、自らの考え方以外にもアンテナが向き、自分のやり方に固執しなくなることで、思考の柔軟性が高まるのです。

そのために、例えば下記のような取り組みを実施しています。

■思考の柔軟性を高める取り組み(例)

  • クライアントの好奇心を刺激する
  • 素直な気持ちになれるように凝り固まった頭をほぐす
  • 自分の変化を妨げる内なる声に気づき対処するための支援を行う

また、弊社のエグゼクティブコーチングでは、コーチとクライアントは肩書きで関わるのではなく、お互いが一人ひとりの「人」として関わることも大切にしています。

人間ですので、誰しも強みや弱みがあります。お互いが強みも弱みもさらけ出して「人対人の信頼関係」を築くことで初めて、本当に必要な変化・変革を実現できるのです。

ポイント4:自分以外のリーダーシップスタイルを知ってもらう

世の中には、優れた経営者・リーダーが何百万人といます。どんなに優れた経営者・リーダーであっても「1/nの経験」をしているに過ぎないのです。

自分以外の優れた経営者・リーダーのスタイルを知ることで発想や打ち手の幅を広げ、更なる進化へつなげます。そして、具体的にどういうアプローチができるかをコーチと伴奏しながら自ら考えて実行し、そこで得られた学びなどを振り返ります。

ここでは、クライアントの「今」だけではなく「未来」を見通すようにします。「このクライアントは、将来どのような素晴らしいリーダーになるのだろうか」とイメージを膨らませながらコーチングを行い、挑戦を促すことで、リーダーとしての成長を後押しします。

ポイント5:状況変化に応じたリーダーシップスタイルを発揮してもらう

異動や昇格といった変化には、担当事業の環境・組織・人材などの変化が伴います。その際、どのようなリーダーシップスタイルを発揮することが、チームを率いる上で最も効果的なのかを一緒に考えます。

例えば、成熟したメンバーが多いチームとまだ未熟なメンバーが多いチーム。それぞれの環境下で「権限委譲型が良いのか」「指示命令型がよいのか」など適切なリーダーシップは異なります。

ただ実際のところ、無意識・無自覚レベルで自らのリーダーシップに固執してしまい、行き詰まるケースも少なくありません。

そのため、エグゼクティブコーチングを通じて、変化した状況下で最適なリーダーシップスタイルを発揮してもらうための支援を行います。

まとめ

エグゼクティブコーチングの重要ポイントとして、下記5つを紹介しました。

ポイント1:盲点に気づいてもらう

ポイント2:視座を高めてもらう

ポイント3:思考の柔軟性を高めてもらう

ポイント4:自分以外のリーダーシップスタイルを知ってもらう

ポイント5:状況変化に応じたリーダーシップスタイルを発揮してもらう

弊社マックリンは各ポイントを踏まえた上で、経営層や組織の状況に合わせた個別プログラムを設計し、課題解決へと導きます。

「難度の高い目標達成を求められるなか、メンバーが思うように動いてくれない」「自他の能力を最大限に引き出せるリーダーシップを身につけたい」「経営の一翼を担える後継者を育てたい」という方は、まずはこちらから気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ – 株式会社マックリン (macklin.co.jp)

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